2021/03/04
アンケート結果から見直す防災とBCP
リスク対策.comが行った地震シミュレーションアンケートの結果から、災害対策のポイントを学ぶシリーズ4回目は災害対策本部の機能と役割です。下記の質問に対して、自社の取り組みがどの程度当てはまるか、ぜひ改めて組織内で考え、現状の対策を見直してみてください。このシリーズが終わる頃には、きっと自分たちの防災やBCPのレベルが向上しているはずです!
【質問6】
余震のたびに、建物内ではモノがきしむような音があちこちから聞こえて
きます。あなたの組織では、災害時に施設内の被害状況を確認できる体制が整っていると思いますか?
【質問7】
外では消防車のサイレンや車のクラクションが鳴り響き、遠方では黒い
煙が上がっています。公共交通機関も止まっているようです。あなたの
組織では災害情報を速やかに入手する準備ができていると思いますか?
【質問20】
メディアから被災状況について問い合わせが入っています。あなたの
組織では、災害時の広報対応について想定し、しっかり準備できてい
ると思いますか?
【質問27】
トップからは、これまでの「被害状況と対応状況を報告しろ」との指
示がありました。あなたの組織では、発災後からの被害状況や対応状
況が、ホワイトボードなどで、しっかり記録できていたと思いますか?
①全くそう思わない
②あまりそう思わない
③半々
④そう思う
⑤強くそう思う
いずれの質問も、災害時の役割にもとづいて行われるものです。さて、どうでしょう? 逆の言い方をすれば、役割を決めておかないと対応できない可能性が高い。つまり災害対策本部の機能として、上記の質問のようなことを想定し、誰が、具体的にどう行うかまでを決めておくことが大切です。
では、回答状況を見ていくとともに、災害対策本部の役割について考えてみましょう。
【質問6】
【質問7】
【質問20】
【質問27】
災害時の情報収集はできているようですが、その後、どのように情報を「料理」するかについてはまだまだなのかなと思いました。情報は、入手すればそれで終わりではありません。ホワイトボードなどで内容別に収集した情報をまとめ、利用できる形にしなくてはいけません。また、その内容を分析し、次に何をすべきかの対応計画を作るとともに、その対応計画の内容を内外に広報することも重要です。このように情報をどのように料理して生かしていく「情報処理」の過程がしっかり決められているか、今一度、組織の災害対応体制を見直してみてください。
アンケート結果から見直す防災とBCPの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/08/18
-
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/08/05
-
-
-
-
令和8年熊本地震 猛暑の被災地で熱中症を避ける
最大震度7を記録した令和8年熊本地震。熊本県内では400超の避難所が開設され、約9千人が避難している(29日時点)。真夏の避難生活は、熱中症の危険性を確実に高める。しかもこれからは、猛暑・酷暑下での復旧活動が本格化し、多くの人々が被災地で活動する。現地で熱中症をどう防いだらいいか。熱中症と災害医療に詳しい、さいたま赤十字病院高度救命救急センターの席 望医師に対策を聞いた。
2026/07/30
-
令和8年熊本地震 広がるデマ、どう見分ける?SNSとの向き合い方
28日に発生した最大震度7を記録した熊本地震では、早くも豪華寝台列車「ななつ星」が脱線したなどのデマ情報が広く拡散された。災害のたびに、広くSNSで拡散される情報にどう向き合えばいいか。デジタル空間の情報分析を専門とする Japan Nexus Intelligence の竜口七彩氏に聞いた。
2026/07/29






※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方