2021/04/15
アンケート結果から見直す防災とBCP
リスク対策.comが行った地震シミュレーションアンケートの結果から、災害対策のポイントを学ぶシリーズ10回目は、災害時の出社・帰宅判断基準について取り上げます。下記の質問に対して、自社の取り組みがどの程度当てはまるか、ぜひ改めて組織内で考え、現状の対策を見直してみてください。このシリーズが終わる頃には、きっと自分たちの防災やBCPのレベルが向上しているはずです!
【質問16】
外出中の社員からは、出社すべきか、帰宅すべきか、との質問が入って
きています。あなたの組織では、あらかじめ帰宅判断基準などが策定・
周知されていると思いますか?
①全くそう思わない
②あまりそう思わない
③半々
④そう思う
⑤強くそう思う
さて、どうでしょう? 回答状況は以下の通り。
【質問16】
思ったよりも対策が進んでいない印象です。「帰宅判断基準」という言葉自体が、よく分からなかったのではないかとも想像しています。しかし、「帰宅判断基準」は、特に都市部での災害対応では重要な考え方です。災害時に従業員を一律に退社させてしまうと、電車等の運行停止・交通渋滞によって、帰宅困難者が発生したり、二次災害に巻き込まれたりする可能性があるのです。
「とにかく家に帰りたい」従業員と、「とにかく一度帰宅させたい」会社の思惑が合致していることが多く、意思決定は「帰宅」になりがちです。まだ「帰宅判断基準」がない会社では、ガイドラインをもとに「安全配慮義務」も考えながら出社・帰宅判断基準を早急に策定・周知する必要があると思います。
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