2018/03/15
防災・危機管理ニュース
警視庁は8日、サイバー攻撃対策啓発用映像「Counter Cyber Attack 誰もが狙われる時代」を公式サイトに公開した。遠藤憲一さんら著名な俳優を起用し、ドラマ仕立ての動画を通して、企業で起こるサイバー攻撃被害事例をもとにその予防対応策を学ぶ。2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催を見据え、あらゆる産業のITセキュリティ対策の強化を目指す。動画は警視庁公式サイトから自由に閲覧できる。
動画は1話10分程度で全3話シリーズ。第1話はスポーツイベントを協賛する企業が自社で設置したIoT機器を踏み台に、特設サイトを乗っ取られる「大規模イベントを標的にした攻撃」。第2話は精密機器メーカーで若手社員のSNS投稿を読み込んだ巧妙な標的型攻撃メールで、社外秘情報が盗み取られる「情報窃取を企図した攻撃」。第3話は電子部品を製造する工場で、ある日突然サイバー攻撃によって生産ラインが制御不能となる「制御システムに対する攻撃」。劇中では、俳優の遠藤憲一さ
五輪まであと2年余りとなる中、警視庁は大手の重要インフラ企業だけでなく、関連する中小企業にも同様に万全のセキュリティ対策を取るよう働きかけていく。
■サイバー攻撃対策啓発用映像「Counter Cyber Attack 誰もが狙われる時代」公開ページはこちら
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/about_mpd/joho/movie/cyber/cca/index.html
(了)
リスク対策.com:峰田 慎二
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