2018/03/30
ニュープロダクツ
日立製作所は27日、IoT技術を活用し、建設現場の生産性や安全性を向上させるシステムを開発したと発表した。屋内・屋外問わず作業者や建設機材の位置情報をリアルタイムに把握することで、作業員の余剰・不足の検知や人員の適正配置ができ生産性が向上。転倒などの危険動作や熱中症環境のほか、立入禁止区域などへの進入を迅速に察知し、安全性を向上させる。
独自に開発した専用端末とクリーンビーコン、GPSなどを用い、携帯電話などのスマートデバイスの導入が不要となり、低コストでの導入が可能。作業員や建設機材の位置情報の把握するため、屋内の建設現場ではビーコンを、屋外の建設現場ではGPSを活用することで、携帯電話の電波状況に左右されることなく、屋内・屋外を問わずリアルタイムな位置情報が把握できる。また、通信は920MHz帯なので、電波障害に強い通信機能を使える。使用者による端末操作が必要ないため、作業現場の安全確保ができる。
端末に内蔵した3軸加速度センサーと気圧センサーにより、作業員の転倒・落下や、熱中症環境や立入禁止区域への進入といった危険行動や、建設機材の稼働・停止をすみやかに察知し、安全性を向上させる。危険行動を察知した場合に警報を発することで、迅速な対応が可能となる。
今後、複数の建設現場で現場実証を行い、2018年度上期中の商用化を目指す。
■ニュースリリースはこちら
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2018/03/0327.html
(了)
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リスク対策.com:横田 和子
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