2021/07/15
事例から学ぶ

建設事業者は災害発生時に地域の応急復旧工事を担うため、他の職種とは異なった備えが要る。が、災害時には作業員や建設機械の確保が難しくなる可能性が高い。こうした現状を背景に、災害時に協力して復旧工事に取り組む企業間連携BCPの体制を構築しているのが、徳島、高知、岡山、和歌山の建設関係業者などで組織する「なでしこBC 連携」だ。女性が中心になって活動している点が特徴で、コロナ禍でもリモート現場パトロールを行うなどしてつながりを保ち続け、災害への備えを深めている。
なでしこBC連携
事務局:徳島県つるぎ町
❶災害時連携の視点から事務方の重要性を再発見
・災害時連携には平時からの企業間交流と相互理解が必須。そのために活躍できるのは、現場技術者より、社内にいる事務職の女性たち。
❷第三者的な視点が危険の芽をつぶし現場を改善
・現場に潜む危険の芽を摘むには、現場に「慣れていないこと」がむしろ強み。女性事務職による合同パトロールが現場改善にもつながる。
❸女性事務職のつながりが緊急時の情報収集・伝達力を高める
・緊急時の円滑な情報収集・伝達には、日頃のコミュニケーション、つながりがものをいう。有事の際に「地域を支える建設業」を支える女性職員たちという価値構造を構築。
https://www.risktaisaku.com/feature/bcp-lreaders
事例から学ぶの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2023年5月30日配信アーカイブ】
【5月30日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:高年齢労働者のリスク
2023/05/30
-
もうAI脅威論を唱えている段階ではない
インターネット上の大量のデータを組み合わせて新しいデータを生成するAIが脚光を浴びています。一般企業においても経営改革の切り札としてAI技術への関心が急拡大。一方で未知なる脅威が指摘され、リスクや倫理の観点から使用を規制する動きも。AIの未来は明るいのか。東京大学次世代知能科学研究センターの松原仁教授に聞きました。
2023/05/28
-
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2023年5月23日配信アーカイブ】
【5月23日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:化学物質災害・事故対応に役立つ情報基盤サイト
2023/05/23
-
重要リスクの理解深めるファシリテーション
重電機メーカーの明電舎は2016 年度から、全社的リスクマネジメント活動を開始。3ラインモデルと呼ばれる機能分担手法とCSAと呼ばれるリスク分析・評価手法を用いて体制を整備し、一般社員や管理職のファシリテーションを充実して重要リスクの把握、共有に務めながら活動への理解を深めています。同社の取り組みを紹介します。
2023/05/18
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2023年5月16日配信アーカイブ】
【5月16日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:AIを使ったBCP教育・訓練
2023/05/16
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方