レジリエント、エクスポージャー、ブースター…。危機管理の英語は専門的で難しそう…。ちょ、ちょっと待ってください‼ リスクの英単語は、海外のニュース番組でバンバン会話に飛び交う時事英語の宝庫なんです。理由は簡単。ニュースの大半は事件や事故、有事のことだから。危機管理を勉強しながら、時事英語も身につけちゃいましょう。Kill two birds with one stone(一石二鳥)!


1. Millions of people in Japan have received the Pfizer COVID jab.
日本の何百万もの人がファイザー製のコロナワクチン注射を打ちました。

jab(ジャブ)というとボクシングのパンチの一種を浮かべる人がいると思いますが、その通りです。「鋭いスピードあるパンチ」から転じて「注射」を意味します。これは主にイギリス英語で、コロナワクチン接種以降あらゆるメディアで多用されています。ちなみにアメリカではshotの方が馴染みがあるそうです。どちらもパンチに使われる表現なんですけどね。

2. A booster dose of the coronavirus vaccine helps improve the protection you have from your first 2 doses of the vaccine.
コロナウィルスの追加ワクチンの接種は、2回のワクチンの効果を促進させます。

イギリスの国民保健サービスNHS(National Health Service)のウェブサイトからの引用です。日本のニュースでも最近は「ブースター接種」なんてそのままカタカナになっています。boostが動詞で「増加させる、促進させる」という意味になります。言わずもがなですが、1st(1回目)、2nd(2回目)、ブースター(3回目)ですね。ちなみにdoseとは投薬、服用量という意味で使われます。