2016/04/05
ニュープロダクツ
株式会社セイエンタプライズが販売する「サバイバル®フーズ」は、25年間保存できる非常食。完全に調理した後に加工することで、風味、食感、色、栄養を保持し、できたての味を再現できる。長期間買い替え不要なため、コストを削減できるのもメリットだ。雑炊、シチューに加え、3月から野菜のクリームパスタ、マカロニアンドチーズを新発売した。
合成保存料を使用せずに※長期間保存できる理由は、食品の水分をほぼ除去する高度なフリーズドライ技術。脱酸素剤を封入し保存缶内の酸素を取り除き、確実に密閉することで、超・長期保存を実現した。製造元のオレゴンフリーズドライ社では、30年間保管した製品の検査を行い、品質に問題がないことを確認している。
クラッカーの小売価格は10食分4000円(税抜)。「一般的な非常食なら5年ごとに買い替えるため、1食300円としても10食分で1万5000円となり、サバイバル®フーズより1万1000円も割高になる」(担当者)という。
備蓄スペースを抑えられるのも魅力だ。例えば雑炊は、調理凍結乾燥後に圧縮工程を経ることで6枚のディスク状に成形し、大きさと厚み、重さを縮小することに成功した。軽自動車の駐車スペース約5,5㎡に、雑炊の小缶サイズ約4万6000食相当を保管できる。
洋風とり雑炊、洋風えび雑炊、野菜シチュー、チキンシチュー、野菜のクリームパスタ、マカロニアンドチーズ、クラッカーの7種類を取り揃えている。
※「洋風えび雑炊」に使用する白ワインには合成保存料が含まれる
問い合わせ先:株式会社セイエンタプライズ(☎ 03-3265-8838)
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/08/26
-
-
ゲリラ雷雨の捕捉率9割 民間気象会社の実力
突発的・局地的な大雨、いわゆる「ゲリラ雷雨」は今シーズン、全国で約7万8000 回発生、8月中旬がピーク。民間気象会社のウェザーニューズが7月に発表した中期予想です。同社予報センターは今年も、専任チームを編成してゲリラ雷雨をリアルタイムに観測中。予測精度はいまどこまで来ているのかを聞きました。
2025/08/24
-
スギヨ、顧客の信頼を重視し代替生産せず
2024年1月に発生した能登半島地震により、大きな被害を受けた水産練製品メーカーの株式会社スギヨ(本社:石川県七尾市)。その再建を支えたのは、同社の商品を心から愛する消費者の存在だった。全国に複数の工場があり、多くの商品について代替生産に踏み切る一方、主力商品の1つ「ビタミンちくわ」に関しては「能登で生産している」という顧客の期待を重視し、あえて現地工場の再開を待つという異例の判断を下した。結果として、消費者からの強い支持を受け、ビタミンちくわは過去最高近い売り上げを記録している。一方、BCPでは大規模な地震などが想定されていないなどの課題も明らかになった。同社では今、BCPの立て直しを進めている。
2025/08/24
-
-
-
-
ゲリラ豪雨を30分前に捕捉 万博会場で実証実験
「ゲリラ豪雨」は不確実性の高い気象現象の代表格。これを正確に捕捉しようという試みが現在、大阪・関西万博の会場で行われています。情報通信研究機構(NICT)、理化学研究所、大阪大学、防災科学技術研究所、Preferred Networks、エムティーアイの6者連携による実証実験。予測システムの仕組みと開発の経緯、実証実験の概要を聞きました。
2025/08/20
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方