2010/11/25
誌面情報 vol1-vol22
その上で、各事業部へのアンケート調査を実施するわけだが、経済産業省の実践テキストの調査事務局を担当した有限責任監査法人トーマツの達脇恵子氏は、より具体的なリスクを洗い出すためのポイントとして、調査事務局が、あらかじめ考えられるリスクを例として示すことを勧める。
「突然、おたくの部署のリスクを出してくれと言われても、一体何を出せばいいのか担当者は困ってしまいます」(達脇氏)事例の1つとして防災・BCP対策に関するリスクを示しておけば、社員からの理解も得られやすくなるだろう。
この作業により洗い出されるリスクは、防災やBCPに関するものだけでなく、労働安全やコンプライアンス、情報セキュリティなど多岐にわたるため、大企業なら1000を超えることもめずらしくないという。ただし、優先順位づけをして対処していくときに1000以上もあるとハンドリングしきれないため、実際には100以内に集約されるケースが多いようだ。
最も重要なのは、組織全体として網羅性のあるリスクのリストをつくることだと達脇氏は語る。「網羅性のあるリストでないと、全体を管理する側として死角がないか、抜け落ちているものがないか、不安になってしまいます」(達脇氏)。
おすすめ記事
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/10/06
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/10/05
-
-
-
-
-
-
操作不要の防水板で水害リスクを低減
全国各地で、豪雨災害が頻発している。2026年8月13日には、千葉県内で記録的な大雨が発生し、大きな浸水被害をもたらした。「命を守る行動」が最優先事項ではあるが、建物の浸水被害も防ぎたい。望ましいのは、人も建物も守れる備えだ。防水板や防水扉の設計製造を行う宇根鉄工所(広島県東広島市)では、人手を介さず水の力で起きあがる浮力起伏式防水板を開発している。代表取締役社長の宇根利典さんに、水害リスクに対する備えを聞いた。
2026/09/28







※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方