2023/06/16
防災・危機管理ニュース
日本大学三軒茶屋キャンパスは、災害発生時に教室など構内の一部を警察の代替施設にする協定を世田谷警察署と結んだ。6月15日、角田憲良キャンパス事務局長と平山義典世田谷警察署長が協定書に調印。関東大震災から100年の節目を機に、地域防災への貢献活動を充実させる。
同キャンパスは2016年、東京・世田谷区に開設。耐震性・防火性の高い建物に水食料の備蓄、太陽光発電、マンホールトイレなどの防災機能を有し、帰宅困難となった学生や職員が数日間滞在できる。加えて行政機関の代替拠点化や住民の一時受け入れについても、貢献のあり方を自治体、警察・消防と連携しながら模索してきた。
今回の協定はその第一歩で、警察署の施設が地震などで被害を受けた際、大学構内の一部を救助活動や防犯活動の拠点にする。平山署長は「災害時は他県からの応援も見込まれ、活動にはある程度のスペースが必要。日大三軒茶屋キャンパスに賛同いただき、備えの一歩を踏み出せたことに感謝したい」と話した。
日本大学危機管理学部の福田充学部長は「南海トラフ巨大地震、首都直下地震がいつ起きてもおかしくないなか、大学キャンパスとして協定を結べたことは意義深い」と発言。「具体的にどう連携できるか、警察や世田谷区の方々とオペレーションレベルで意見交換し、実践していきたい」とした。今後も関係機関と連携し、さまざまな地域貢献のかたちを模索していく。
- keyword
- 代替拠点
- 日本大学三軒茶屋キャンパス
- 世田谷警察署
- 災害協定
- 関東大震災100年
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/02/17
-
-
-
-
-
今年の夏は大規模停電のリスク大?
今年の夏、東京電力管内を中心に電力不足が懸念されています。需要に対する供給力の余裕を示す「予備率」が1パーセントを切る見通しで、もしそこで突発的な発電所の事故や故障が起きれば予備率はさらに低下、マイナスに陥りかねません。大規模停電のリスクについて、東京電機大学名誉教授の加藤政一氏に聞きました。
2026/02/12
-
-
-
海外危機管理マニュアルの作成が急務
海外に社員を送り出す企業にとって、緊急事態が発生した際の対応体制は必須。どんなに現地に慣れたベテランでも、自分の身を守り切れない事態は起き得ます。ましてや現在は安全保障上の国家対立が深まり、東アジアの緊張も高まっている時代。海外危機管理サービスを手がける安全サポートの有坂錬成代表取締役に、海外進出企業が取り組むべき対策を聞きました。
2026/02/05








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方