2023/07/24
防災・危機管理ニュース
環境省は、令和元年東日本台風(台風第19号)及び、平成30年台風第21号を対象として、地球温暖化が進行した世界で同様の台風が襲来した場合の影響について評価した内容をとりまとめ発表した。その結果、いずれの場合においても、地球温暖化が進行した世界では、台風がより発達した状態で上陸する可能性が示された。中心気圧が実際の台風に比べて低下するとともに、降水量が増加し河川での氾濫のリスクが高まり、風が強まることで風害や沿岸や河川の河口付近での高潮による浸水のリスクが高まることが示された。同省では、地球温暖化が進行した世界で過去の災害を引き起こしたような気象現象が発生した場合どのような影響がもたらされるか評価する事業を実施しており、今後は、平成30年に西日本を中心に大きな被害をもたらした、平成30年7月豪雨を対象として同様の評価を実施するとともに、社会経済分野に関する影響評価手法の調査・検討を行う予定。
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/10/28
-
-
-
-
-
月刊BCPリーダーズ2025年上半期事例集【永久保存版】
リスク対策.comは「月刊BCPリーダーズダイジェスト2025年上半期事例集」を発行しました。防災・BCP、リスクマネジメントに取り組む12社の事例を紹介しています。危機管理の実践イメージをつかむため、また昨今のリスク対策の動向をつかむための情報源としてお役立てください。
2025/10/24
-
-
「防災といえば応用地質」。リスクを可視化し災害に強い社会に貢献
地盤調査最大手の応用地質は、創業以来のミッションに位置付けてきた自然災害の軽減に向けてビジネス領域を拡大。保有するデータと専門知見にデジタル技術を組み合わせ、災害リスクを可視化して防災・BCPのあらゆる領域・フェーズをサポートします。天野洋文社長に今後の事業戦略を聞きました。
2025/10/20








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方