記録的短時間大雨情報×交通麻痺×重要業務
帰宅か待機か、その判断が明暗を分ける
八重澤 晴信
医療機器製造メーカーで39年の実務経験を持つ危機管理のプロフェッショナル。光学機器の製造から品質管理、開発技術を経て内部統制危機管理まで経営と現場の「翻訳者」として活躍。防災士として国連グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンDRR分科会幹事も務める。
2025/08/24
あなたの会社の危機対応力を鍛える新しいアプローチ
八重澤 晴信
医療機器製造メーカーで39年の実務経験を持つ危機管理のプロフェッショナル。光学機器の製造から品質管理、開発技術を経て内部統制危機管理まで経営と現場の「翻訳者」として活躍。防災士として国連グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンDRR分科会幹事も務める。
もし業務時間中に、1時間で100ミリの雨が降り、道路が川となり電車が止まったらどうなるでしょうか。数百人の従業員の安全を確保しつつ、重要業務を続ける判断が迫られる―これは決して“想定外”ではなく、現実に起こりうる状況です。
気象庁は8月18日、東京都東久留米市付近で午後5時までの1時間に約100ミリの雨が降ったとみられるとして、東京都に記録的短時間大雨情報を出しました。
このような状況下で、もし皆さんの会社に記録的短時間大雨情報が発令されたら、どのような対応を取られるでしょうか。単なる雨ではありません。短時間で都市機能が麻痺し、交通の乱れと業務継続リスクが同時に押し寄せます。これは決して「想定外」ではなく、現実に起こりうる状況かもしれません。
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【前提条件】 【シナリオ】 【15分後(15:15)】 【20分(15:20)】
【追加で発生する課題】 ・交通機関では最寄駅の改札封鎖、バス路線の一部運休、道路の渋滞や通行止めが発生。 ・その後、気象当局から「今後1~2時間の雨の継続と、線状降水帯形成の可能性」が発表され、敷地内や駐車場でも冠水・排水不良が起き始める状況になっています。 |
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