2024/03/26
令和6年能登半島地震
能登半島地震で休業していた和倉温泉の共同浴場「総湯」が3月26日に再開した。223人が利用したという。当面は時間を短縮して営業する。
運営する和倉温泉合資会社の小泉孝史社長は「事故もなく終われて、ほっとした」と胸をなで下ろす。心配していたのは入浴者が多かったときの温度調整。「今日は少なく、皆さんはゆったりと入れたのでは」と話す。
再開への動き出しは速かった。地震で温泉の配管が破断したが、温泉の流れから復旧できると判断。2日には破損した部品を発注した。ただし、道路の寸断で七尾まで届かず、金沢市で止め置いていたという。
配管の修理が終わり、温泉を引き込めたのが2月14日。しかし、上水道が断水したままで、足踏み状態が続いた。3月16日に上水道が復旧すると、施設内の配管に漏れがないかなどの確認。本日の再開にこぎつけた。
地震のあった元日には670人が利用していた。16時までの営業だったため、地震時に利用者はいなかった。2007年の能登半島地震では避難誘導をしたという。
心配しているのが風評。被害のイメージが定着して、和倉温泉離れが起こりかねないと危惧する。
「和倉温泉は温泉の成分が濃い高張性の温泉。それでいて透明なのは珍しい。ぜひ、入浴しに来て欲しい」
オピニオンの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
第二次トランプ政権 未曽有の分断の実像
第二次トランプ政権がスタートして早や10カ月。「アメリカ・ファースト」を掲げ、国益最重視の政策を次々に打ち出す動きに世界中が困惑しています。折しも先月はトランプ氏が6年ぶりに来日し、高市新総理との首脳会談に注目が集まったところ。アメリカ政治に詳しい上智大学の前嶋和弘教授に、第二次トランプ政権のこれまでと今後を聞きました。
2025/11/05
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/11/05
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/11/04
-
-
-
-
-








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方