写真を拡大 インストール不要のEDRと外部監視サービスを組み合わせた新サービスのイメージ図(出典:日立システムズ・ニュースリリース)

日立システムズとそのグループ会社のセキュアブレインは、専門のIT技術者がいない企業やセキュリティ対策の導入や管理に手間をかけられない企業を対象に、PCへのソフトウェア導入が不要なウイルス対策製品と、セキュリティアナリストによる監視を組み合わせた新たなサービスを10月1日から提供開始する。

企業に対するサイバー攻撃は年々高度化・巧妙化が進んでおり、従来型のウイルス対策ソフトでは攻撃を防御しきれず、ネットワーク内の端末(エンドポイント)で攻撃の挙動を検知する「EDR」など新型のセキュリティ対策製品が注目されている。一方で「EDR」を導入する場合は、日常的なログ解析や既存のウイルス対策ソフトへの影響調査など専門のセキュリティ技術者が必要で、コスト負担を理由に導入をためらる企業が多かったという。

新サービスでは、シマンテック社の「Symantec EDR Cloud」を採用。クラウド型のため、データ収集サーバーがあればPCへのソフトウェア導入作業や管理などの手間がかからず導入できる。製品とあわせてセキュアブレインが提供する遠隔監視サービスにより、クラウドを経由して外部のセキュリティアナリストがログ解析を行い、問題を検知した場合は企業内の管理者にわかりやすく報告する。

さらに日立システムズが従来から提供する「SHIELD セキュリティ統合監視サービス」と組み合わせることで、発生した問題の詳細分析、復旧ならびにITシステム全体に対するセキュリティインシデントの解決まで支援できるという。

500ライセンスから導入可能。価格目安はライセンス費と監視サービス費用を含めて、500台導入の場合で1台あたり7500円/年。導入費用は別途見積り。

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https://www.hitachi-systems.com/news/2018/20180829.html

(了)

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リスク対策.com :峰田 慎二