2024/09/17
防災・危機管理ニュース
【シドニー時事】南太平洋の島国パプアニューギニアの中部エンガ州で、武装した部族同士の衝突が激化し、少なくとも30人が17日までに死亡した。パプア政府は非常事態を宣言し、治安部隊を投入して沈静化を図っている。
同州にあるポルゲラ金鉱山で違法採掘が行われたことを巡って部族間で争いが起き、11日から15日にかけて激しい銃撃戦が行われた。警察は、両勢力に自動小銃が計100丁以上流れ込んだとの見方を示している。また、周辺の民家が放火され、女性や子供は避難した。
同金山は5月に発生した地滑りの現場に近く、災害で人が近づきにくくなったことが治安悪化につながったという。パプアには今月上旬、ローマ教皇が訪れ、部族間の暴力停止を呼び掛けたばかりだった。
〔写真説明〕パプアニューギニアの国旗(EPA時事)
(ニュース提供元:時事通信社)
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