2024/10/14
防災・危機管理ニュース
【ワシントン時事】バイデン米大統領は13日、ハリケーンが直撃した南部フロリダ州を視察した。11月に大統領選挙を控えた民主党候補のハリス副大統領らも同日、被災地を訪れた。
米国では9~10月、大型ハリケーン「ヘリーン」「ミルトン」が相次いで南部州を襲った。共和党候補のトランプ前大統領は偽情報を交えてバイデン政権の対応を批判しており、民主党陣営にはこれに対抗する狙いがあるとみられる。
バイデン氏はフロリダ州セントピーターズバーグなどを訪問。被災地への612億ドル(約9兆1000億円)の追加資金拠出を表明したほか、電力復旧を急ぐ考えを示した。
一方、ハリス氏は南部ノースカロライナ州グリーンビルで演説。地元住民の助け合いを称賛した上で、「政治利用するために、悲しみを不満や憎しみに変えようとする人たちがいる。道徳に反する」とトランプ氏を非難した。
クリントン元大統領(民主党)も南部ジョージア州オルバニーで「彼ら(トランプ氏)は文句を言い、分断を図っている。しかし、ハリス氏は力を合わせて再建しようと言っている」と述べ、ハリス氏への支持を呼び掛けた。
トランプ氏はハリケーン被害に関し、ジョージア州のケンプ知事(共和党)からの電話をバイデン氏が無視したほか、災害救援の資金が不法移民のために流用されているなどと主張している。しかし、いずれも事実ではなかった。
〔写真説明〕13日、米南部フロリダ州セントピートビーチで、ハリケーン被災地を視察するバイデン大統領(左から2人目)(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

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