2024/11/05
防災・危機管理ニュース
生成AI(人工知能)関連事業を手掛けるFIXERは5日、総務省と生成AIの実証実験で協力すると発表した。同省は、職員の働き方改革などに向けて2025年度に生成AIによる業務効率化を本格導入する方針。チャットGPTなど複数のLLM(大規模言語モデル)を利用できるFIXERの生成AIサービス「GaiXer(ガイザー)」を使って、同省の業務にマッチしたLLMを選択する方針だ。
FIXERが提供する生成AIサービス「ガイザー」は、米オープンAIのほか、グーグル、アンソロピックなど7社、累計30種類以上のLLMのバージョンを選択できるようになっている。顧客専用の環境をクラウドに作るため情報流出のリスクが低く、政府や地方自治体などで多く利用されている。
総務省は地方行財政、選挙、消防防災、情報通信、郵政行政などを担っており、従来から積極的に生成AIの活用を検討してきた。同省はガイザーの提供するLLMのうち、一部を使って実験し、同省の業務に最適なモデルを選ぶ。FIXERはガイザーや利用者向けマニュアルを提供するほか、問い合わせなどに細かく対応して実証実験に協力する。同社と総務省の契約期間は2024年9月11日から25年3月31日まで。
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
ランサムウェアの脅威、地域新聞を直撃
地域新聞「長野日報」を発行する長野日報社(長野県諏訪市、村上智仙代表取締役社長)は、2023年12月にランサムウェアに感染した。ウイルスは紙面作成システム用のサーバーとそのネットワークに含まれるパソコンに拡大。当初より「金銭的な取引」には応じず、全面的な復旧まで2カ月を要した。ページを半減するなど特別体制でなんとか新聞の発行は維持できたが、被害額は数千万に上った。
2025/07/10
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/07/08
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/07/05
-
-
-
-
-
-
「ビジネスイネーブラー」へ進化するセキュリティ組織
昨年、累計出品数が40億を突破し、流通取引総額が1兆円を超えたフリマアプリ「メルカリ」。オンラインサービス上では日々膨大な数の取引が行われています。顧客の利便性や従業員の生産性を落とさず、安全と信頼を高めるセキュリティ戦略について、執行役員CISOの市原尚久氏に聞きました。
2025/06/29
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方