【クアラルンプール時事】岩屋毅外相、ルビオ米国務長官、フィリピンのラザロ外相は10日、マレーシアの首都クアラルンプールで会談した。中国が覇権主義的な動きを重ねる東・南シナ海情勢を巡り議論し、力や威圧による一方的な現状変更の試みへの反対を表明。法の支配の尊重と航行の自由を確保することの重要性を確認した。
 今年秋までに3カ国の政府高官による海洋協議を行う方向で一致。重要鉱物などを含むサプライチェーン(供給網)の強靱(きょうじん)化を進め、サイバーや民生原子力の分野でも協力することも申し合わせた。 
〔写真説明〕握手する(左から)岩屋毅外相、ルビオ米国務長官、フィリピンのラザロ外相=10日、クアラルンプール(外務省提供)

(ニュース提供元:時事通信社)