2025/02/19
防災・危機管理ニュース
下請け業者に支払う代金を不当に減額したなどとして、公正取引委員会は19日、下請法違反で東証プライム上場の「フクシマガリレイ」(大阪市)に再発防止などを勧告した。被害総額は159事業者で計約4000万円に上り、同社は既に支払いを済ませたという。
公取委によると、フクシマガリレイは2023年6月~24年6月、業務用冷蔵庫の部品などを製造する下請け業者に対し、取引金額の総額から値引きしたり、部品の単価を引き下げたりするよう求めていた。
同社は毎年8月になると、下請け業者に書面を渡し、「価格協力」の名目で値引きを要請。この他、電子受発注システムの使用料や伝票の作成費用なども下請け業者に負担させていたという。
フクシマガリレイは19日、「関係者に心よりおわび申し上げる。再発防止へコンプライアンスの徹底に努める」などとするコメントを発表した。
〔写真説明〕公正取引委員会=東京都千代田区
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/12/09
-
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/12/05
-
競争と協業が同居するサプライチェーンリスクの適切な分配が全体の成長につながる
予期せぬ事態に備えた、サプライチェーン全体のリスクマネジメントが不可欠となっている。深刻な被害を与えるのは、地震や水害のような自然災害に限ったことではない。パンデミックやサイバー攻撃、そして国際政治の緊張もまた、物流の停滞や原材料不足を引き起こし、サプライチェーンに大きく影響する。名古屋市立大学教授の下野由貴氏によれば、協業によるサプライチェーン全体でのリスク分散が、各企業の成長につながるという。サプライチェーンにおけるリスクマネジメントはどうあるべきかを下野氏に聞いた。
2025/12/04
-
-
-







※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方