2025/03/12
防災・危機管理ニュース
日銀が12日発表した2月の国内企業物価指数(速報値、2020年平均=100)は125.3と、前年同月比4.0%上昇した。48カ月連続のプラス。コメの高騰に加え、その分をおにぎりや弁当に転嫁する動きも広がったことなどから、指数は過去最高だった前月と同水準だった。
一方、電気・ガス代の政府補助金が再開された影響で、伸び率は6カ月ぶりに前月(4.2%)から鈍化した。
企業物価指数は、企業間で取引されるモノの価格を示す。調査対象515品目のうち、384品目が上昇、108品目が下落した。
分野別では、農林水産物が39.4%の大幅上昇。精米・玄米に加え、高病原性鳥インフルエンザの拡大に伴う鶏卵の価格上昇が指数を押し上げた。コメを含む原材料費の価格転嫁が進んだ飲食料品は2.6%上昇した。
〔写真説明〕価格が高騰するコメ=2月15日、東京都内の米穀店
(ニュース提供元:時事通信社)

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