2025/03/14
防災・危機管理ニュース
農林水産省は14日、価格高騰が続いているコメの流通円滑化に向けて行った政府備蓄米の初回入札結果を公表した。放出予定の21万トンのうち、約15万トンを対象に10~12日に入札を実施。7事業者が参加し、落札数量は14万1796トン、落札率は94.2%で、落札価格の加重平均は60キロ当たり2万1217円だった。
備蓄米は今月下旬以降スーパーなどの店頭に並ぶ見通しだ。江藤拓農水相は14日記者会見し、「これだけの量がマーケットに出れば、当然需給は一定程度改善され、消費者にも理解いただける結果が生まれるのではないかと期待している」と述べ、価格下落に自信を示した。
江藤氏は残り約7万トンについて月内に2回目の入札を行う方針を示した。また、追加の備蓄米放出も検討する。一方、備蓄を積み増すために国が買い入れる2025年産米約20万トンについては、4月上旬に行う予定だった手続きを当面延期する。
〔写真説明〕倉庫内に積み上げられた政府の備蓄米=2月18日、埼玉県内
(ニュース提供元:時事通信社)

- keyword
- 物価高
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/09/16
-
-
ラストワンマイル問題をドローンで解決へBCPの開拓領域に挑む
2025年4月、全国の医療・福祉施設を中心に給食サービスを展開する富士産業株式会社(東京都港区)が、被災地における「ラストワンマイル問題」の解消に向けドローン活用の取り組みを始めた。「食事」は生命活動のインフラであり、非常時においてはより一層重要性が高まる。
2025/09/15
-
-
機能する災害対応の仕組みと態勢を人中心に探究
防災・BCP教育やコンサルティングを行うベンチャー企業のYTCらぼ。NTTグループで企業の災害対応リーダーの育成に携わってきた藤田幸憲氏が独立、起業しました。人と組織をゆるやかにつなげ、互いの情報や知見を共有しながら、いざというとき機能する災害対応態勢を探究する同社の理念、目指すゴールイメージを聞きました。
2025/09/14
-
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/09/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方