精緻な物理的リスク分析によって経営判断や対応策の策定、情報開示の高度化などを支援する。

有限責任あずさ監査法人KPMGあずさサステナビリティは、経営判断をサポートする気候変動の物理的リスク分析モデルを開発し、同モデルを活用した高精度な分析支援サービスを提供する。異常気象を含む気候変動の影響が企業の事業活動に顕在化しているなか、精緻な物理的リスク分析を通じて、経営判断や対応策の策定、情報開示の高度化などを支援する。

同モデルは、文部科学省・気候変動リスク情報創生プログラムが作成した地球温暖化対策に資するアンサンブル気候予測データベース「d4PDF」(database for Policy Decision making for Future climate change)を使用した高解像度の将来気候予測シミュレーションを活用するもので、ハザードの将来変化とその財務影響を従来よりも高精度に特定・評価できるという。

具体的には、全球60キロメートル・メッシュのシミュレーションデータを使用し、ハザードの将来変化を科学的観点から高精度に予測する。長期間のシミュレーションデータを使用することで、100年に一度などの極端現象のリスク変化を分析できる。取り扱い可能なハザードは、熱波、暴風、河川洪水、沿岸洪水、林野火災、干ばつ(水ストレス)の6つ。さらに、各ハザードの建物被害や営業停止損失によってもたらされる財務影響を評価する。分析数は無制限で、金融機関の投融資ポートフォリオを対象とした大規模分析も可能。

プレスリリース

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リスク対策.com 編集部