損害保険大手の東京海上日動火災保険は1日、自動車保険料を10月から約8.5%引き上げると明らかにした。引き上げ幅は比較可能な2008年7月以降、最大の水準。物価高による部品代の上昇や人件費の増加を背景に自動車修理費がかさみ、保険金の支払額が膨らんでいるため。
 東京海上は今年1月にも約3.5%値上げしており、年内で2回目の改定となる。安全運転支援システムが搭載されている車ではセンサーなどの部品が多く組み込まれており、修理費の高騰で自動車保険の収支が悪化していた。 
〔写真説明〕東京海上日動火災保険の看板

(ニュース提供元:時事通信社)