気象庁は16日、東海沖海底にある南海トラフ地震に備えた地震観測システムについて、海底津波計の観測データが使えなくなったと発表した。

13日(日)13時頃から、東南海ケーブル式常時海底地震観測システムにおいて障害が発生しており、当該観測点の周辺を震源とする地震が発生した場合、緊急地震速報の発表が平常時より最大で12秒程度遅くなる可能性がある。

これに加え、15日(火)15時頃から、海底津波計の津波観測データも津波の監視に利用できない状態となり、沖合の津波観測に関する情報で当該観測点の津波観測データが発表できなくなっているという。