2025/09/05
防災・危機管理ニュース
気象庁は5日、平均気温が観測史上最も高かった今年夏(6~8月)の天候について、偏西風が平年より北に蛇行したことや、フィリピン付近で積乱雲が活発化したことなどが要因とする分析結果をまとめた。
記者会見した同庁異常気象分析検討会の中村尚会長(東京大名誉教授)は「明らかに異常気象だ」と指摘。「地球温暖化に伴い、これまで経験しなかったことが起こりつつある」と述べた。
平年だと朝鮮半島や北海道北部を流れる亜熱帯ジェット気流(偏西風の一種)が、蛇行してサハリン付近まで北上。フィリピン東海上では積乱雲が活発化したため、強く張り出したチベット高気圧と太平洋高気圧が日本列島を覆い、強い日差しの日が続いたという。こうした高気圧の状態が6月から始まったことで、各地の梅雨明けが記録的に早まる要因にもなったという。
今年夏(6~8月)の平均気温は平年を2.36度上回り、3年連続で統計開始以来過去最高を更新した。
中村会長は来年以降について「今年ほどではないが、昨年や一昨年のような暑さになる可能性がある」と話した。
〔写真説明〕記者会見する気象庁異常気象分析検討会の中村尚会長=5日午後、東京都港区
(ニュース提供元:時事通信社)

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