新潟県を訪問中の天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは8日、2004年の中越地震で大きな被害が出た旧山古志村(現長岡市)にある施設「やまこし復興交流館おらたる」を視察された。
 愛子さまは、被災当時の写真や、地震発生から復興までの状況を伝える映像などを見て回った。被災体験の語り部や地域ガイドとして活動する3人とも懇談。語り部をする関静子さん(71)が仮設住宅での体験などを話すと、愛子さまは「大変でしたね」と声を掛けたという。
 愛子さまはこれに先立ち、小千谷市の「錦鯉の里」を訪問。ニシキゴイは中越地震からの復興のシンボルとされ、愛子さまは館内を見学し、ニシキゴイも放流した。 
〔写真説明〕「やまこし復興交流館おらたる」を視察される天皇、皇后両陛下の長女愛子さま=8日午後、新潟県長岡市(代表撮影)

(ニュース提供元:時事通信社)