2025/12/11
防災・危機管理ニュース
青森県で震度6強を観測した地震で、同県八戸市のNTT青森八戸ビルに設置された高さ約70メートルの鉄塔の柱やボルト接続部の損傷が見つかり、同市は11日、周辺の48世帯に避難指示を発令した。NTT東日本によると、建物にも壁面などの損傷や水漏れがある。同社は「現在、被災状況について調査を進めている」とした上で「多大なご迷惑をおかけし深くおわび申し上げる」と陳謝した。
同市によると、NTT側から「強い地震が来た場合には倒壊の可能性がある」との連絡があり、11日午前0時に避難指示を発令。未明だったが、市職員と同社社員が各戸を訪問し、公民館などへの避難を呼び掛けた。
〔写真説明〕青森県東北沖を震源とする地震で損傷が見つかったNTT青森八戸ビルに設置されている鉄塔。手前は通行止めとなっている国道45号=11日午後、青森県八戸市
〔写真説明〕損傷した、NTT青森八戸ビルに設置されている鉄塔の柱(NTT東日本提供)
〔写真説明〕損傷した、NTT青森八戸ビルに設置されている鉄塔のボルト部分(NTT東日本提供)
(ニュース提供元:時事通信社)



防災・危機管理ニュースの他の記事
- NTT東、青森地震で鉄塔損傷=八戸市が48世帯に避難指示
- 水や非常食、備蓄再確認を=逃げられる服で就寝も―後発地震注意
- 観光客のSNS提出義務化=米政府案、日本人も対象
- タイ・カンボジア、50万人以上避難=米大統領、再度仲介に意欲
- 特定秘密に「経済安保」追加=政府、運用基準を年内改定
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/12/09
-
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/12/05
-
競争と協業が同居するサプライチェーンリスクの適切な分配が全体の成長につながる
予期せぬ事態に備えた、サプライチェーン全体のリスクマネジメントが不可欠となっている。深刻な被害を与えるのは、地震や水害のような自然災害に限ったことではない。パンデミックやサイバー攻撃、そして国際政治の緊張もまた、物流の停滞や原材料不足を引き起こし、サプライチェーンに大きく影響する。名古屋市立大学教授の下野由貴氏によれば、協業によるサプライチェーン全体でのリスク分散が、各企業の成長につながるという。サプライチェーンにおけるリスクマネジメントはどうあるべきかを下野氏に聞いた。
2025/12/04
-
-
-
-






※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方