2025/09/10
防災・危機管理ニュース
日本航空の国際線の男性機長(64)が滞在先で過度な飲酒をした問題で、国土交通省は10日、日航を厳重注意した。同社の鳥取三津子社長は記者会見を開き、「心より深くおわび申し上げる」と謝罪。男性機長を懲戒解雇するとともに、再発防止策の一環として、飲酒リスクの高い運航乗務員を乗務から外す方針を明らかにした。
肝機能の検査項目などからリスクを判断し、すでに4人を自宅待機にしたという。鳥取社長は「対応に甘さがあった」と振り返った上で、日航ジャンボ機墜落事故から40年となる8月に飲酒問題を起こしたことに触れ、「ご遺族を裏切った思いがある」と陳謝した。
これに先立ち、航空局の石井靖男安全部長が同社で「安全統括管理者」を務める中川由起夫常務に対し、9月末までに再発防止策の報告を求める文書を手渡した。石井部長は「個人的な悪質性が認められ、飲酒に関する社内での管理監督が十分だったとは言えない」と指摘した。
〔写真説明〕機長による飲酒問題で国土交通省から厳重注意を受け、記者会見で謝罪する日本航空の鳥取三津子社長(右)=10日午前、東京・霞が関
〔写真説明〕機長による飲酒問題で、国土交通省航空局の石井靖男安全部長(左)から厳重注意の文書を受け取る日本航空の中川由起夫常務=10日午前、東京・霞が関
〔写真説明〕機長による飲酒問題で国土交通省から厳重注意を受け、記者会見する日本航空の鳥取三津子社長=10日午前、東京・霞が関
(ニュース提供元:時事通信社)



防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/02/03
-
-
-
発災後をリアルに想定した大規模訓練に学ぶ
2026年1月14日、横浜市庁舎10階の災害対策本部運営室で、九都県市合同による大規模な図上訓練が行われた。市職員に加え、警察、自衛隊、海上保安庁、医療従事者、ライフライン事業者などが一堂に会し、市災害対策本部運営をシミュレーションした。
2026/01/26
-
-
-
報告すべきか迷う情報 × 最初の一言 × 隠蔽と正直の分岐点
ここ数年、データ改ざんによる不正が突然発覚するケースが増えています。製品仕様に適合していないにもかかわらず、データの書き換えが行われていたり、燃費データや排ガス成分濃度が改ざんされているなど、さまざまな分野でこうした事件は後を絶ちません。今年も、中部電力・浜岡原子力発電所において、安全データの改ざん疑いが発覚しました。 こうした改ざんを未然に防ぐことは、リスクマネジメントの最重要テーマですが、一方で、既に起きてしまっていることを前提として、いかに早く発見し、対処するかを考えておくことも危機管理においては重要になります。
2026/01/26
-
最優先は従業員の生活支援対策を凌駕する能登半島地震 石川サンケン
家電や自動車の電子制御に用いられるパワー半導体を製造する石川サンケン(石川県志賀町、田中豊代表取締役社長)。2024年元日の能登半島地震で半島内にある本社と3つの工場が最大震度6強の揺れに襲われた。多くの従業員が被災し、自宅が損傷を受けた従業員だけでも半数を超えた。BCPで『生産および供給の継続』を最優先に掲げていた同社は、従業員支援を最優先にした対応を開始したーー。
2026/01/23
-
-






※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方