自治体で培った水害対策ソリューションを民間企業・施設に導入しやすいスタータパックとして提供する。

IoT技術を活用したソリューションを提供するBraveridge(ブレイブリッジ)は、豪雨や台風による浸水・氾濫リスクに対応する『水位遠隔監視システム スターターパック』を販売する。同社がこれまで展開してきた自治体向けの水位遠隔監視システムをもとに、工場・倉庫・商業施設・マンション管理など民間分野へ導入しやすいオールインワンのスターターパックとして提供するもの。国土交通省が推進する水位上昇時の水位観測のみに特化した低コストな水位計『危機管理型水位計』に準拠する。

同製品は、バッテリー駆動で長期間利用できるLTE-M通信水位センサーと、離れた場所でもスマホやPCのブラウザで確認可能なアプリケーションをセットにしたもの。専門知識や大がかりな工事を必要とせず、センサーを設置して電源を入れるだけですぐに使い始めることができる。小河川や用水路の冠水検知をはじめ、工場やマンションなどの敷地内の冠水監視、貯水槽などの水位管理など、小規模から大規模までさまざまなシーンで利用できる。

同製品では、設置した水位センサーの検出部に水位が達したことを検知すると、メールやLINEで通知するとともに、警戒モードに移行して水位の変動を継続監視する。異常水位検知モードは、「水位上昇検知モード」「水位低下検知モード」「水位範囲外検知モード」の3種類から選択可能。また、カメラ付きLTE-M水位センサーを使用した水位連動撮影機能では、設定水位に達すると現場写真を自動撮影し、Webアプリケーションへ即時送信する。データ通信は、通常時に死活データを1日1回送信、冠水中は任意の設定間隔で水位データを送信する。

同製品の本体サイズは、通信ユニットが幅77×奥行111×高さ212ミリメートル、水位センサー部が直径34×67ミリメートル、ケーブル長が3メートル。本体重量(ケーブルを含む)は約1080グラム。防水性能は、通信ユニットがIP65相当、水位センサーが水深10メートル。測定方式は水圧測定式で、測定範囲は水深0~3メートル。動作温度範囲は摂氏マイナス10~50度。バッテリーの寿命は約5年間(カメラ付きの場合は約3年間)。

同製品の料金(税抜)は、LTE-M水位センサー(LTE-M通信ユニット、拡張バッテリー大、水位センサー3メートル、取り付けブラケット)と1年間のシステム利用料(通信費用含む)で合計14万9000円。カメラ付きLTE-M水位センサーを使用する「カメラ付水位遠隔監視システム スターターパック」の料金は19万8000円。どちらも1年後のシステム利用延長が可能。

プレスリリース

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リスク対策.com 編集部