ウクライナのゼレンスキー大統領は、トランプ米大統領と17日にホワイトハウスで会談した際、ロシアが要求する東部2州(ドンバス地方)からの撤退を迫られたことを確認した。訪米を終えて記者団に語った内容を、内外メディアが20日に伝えた。ゼレンスキー氏は撤退に応じない立場を改めて示した。
 ゼレンスキー氏の説明によると、会談に同席した米国のウィトコフ中東担当特使が、ドンバス地方などをプーチン政権が併合したことは「ロシア憲法に定められている」とロシアの立場で強弁し、撤退要求の根拠として挙げた。 
〔写真説明〕17日、ホワイトハウスでトランプ米大統領との会談に臨むウクライナのゼレンスキー大統領(左)(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)