【台北時事】台湾農業部(農業省)は22日、中部・台中市の養豚場で家畜伝染病「アフリカ豚熱(ASF)」の感染疑い例が出たと発表した。死んだ豚からウイルス陽性反応が確認され、詳しく調べているという。台湾全土では5日間、豚の移動や食肉処理が禁止された。中央通信によると、台湾でASFの疑い例が発生したのは初めて。
 ASFは日本での発生事例はないが、周辺国・地域では2018年に中国で発生後、相次いでいる。感染した豚の致死率は高く、ウイルスは加工肉の中でも生存できるが、人には感染しない。 

(ニュース提供元:時事通信社)