【ハノイ時事】ベトナムの首都ハノイで25日、国連で2024年に採択されたサイバー犯罪条約の署名式が開かれた。ベトナム側によると70カ国近くが署名したという。条約は40カ国が国内手続きを経て批准した後に発効する。国連のグテレス事務総長も出席した。
 同条約はサイバー犯罪を巡る国際協力強化を目的に、犯罪の証拠となる電子データの共有や、途上国への技術支援について定める。サイバー犯罪に関して国連で採択された初の条約で、締約国には不正アクセスや児童ポルノなどを取り締まる国内法の整備が求められる。 
〔写真説明〕25日、ベトナムの首都ハノイで開かれたサイバー犯罪条約の署名式で演説する国連のグテレス事務総長(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)