2025/12/09
防災・危機管理ニュース
青森県東方沖を震源とする地震で、むつ総合病院(同県むつ市)では天井のスプリンクラーが壊れて水が漏れ、床が水浸しとなって入院病棟が使えなくなった。入院患者約80人は一時的に外来スペースなどに移ったが、このうち30人以上は市内の別の医療機関などへ転院した。
むつ総合病院は下北地域では唯一の総合病院で、地域医療の中核的な役割を担っている。8日深夜の地震で7階天井に取り付けられたスプリンクラーが故障。水が漏れて入院病棟の5~7階が水浸しになり、ベッドが使えなくなった。7階の床に水が染み込み、6階の天井が一部抜け落ちた。
県は9日午前、海上自衛隊大湊地区総監(むつ市)に、海自の診療所での患者の一時的な受け入れなどに関して災害派遣を要請し、1人が転院した。
〔写真説明〕6階の天井が抜け落ちた、むつ総合病院の入院病棟=9日午前、青森県むつ市
〔写真説明〕むつ総合病院の入院患者を、海上自衛隊の診療所へ搬送する隊員ら=9日午後、青森県むつ市(防衛省提供)
(ニュース提供元:時事通信社)


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