青森県東方沖を震源とする最大震度6強の地震で、JR東日本は10日までに、八戸線(八戸―久慈間、64.9キロ)を全線で運休した。八戸市内の高架橋に多数の被害が出たためで、復旧の見通しは立っていない。
 JR東青森支店によると、8日深夜の地震発生を受け、9日朝から被害状況を確認。八戸市内の本八戸―小中野間で高架橋の柱のコンクリートがはがれ落ち、内部の鉄骨がむき出しになるなどの被害が約20カ所見つかった。ほかの被害状況も調べているが、時間がかかる見通しだ。 
〔写真説明〕地震の影響でコンクリートがはがれた八戸線の高架橋の支柱=10日午前、青森県八戸市
〔写真説明〕地震の影響でコンクリートがはがれた八戸線の高架橋の支柱=10日午前、青森県八戸市

(ニュース提供元:時事通信社)