2015/11/16
防災・危機管理ニュース
内閣官房国土強靭化推進室は11月6日、全国の小学校高学年、中学生、高校生向けの学習教材「『防災まちづくり・くにづくり』を考える」(A4版20ページ)を作成したと発表した。申し込みがあった地方公共団体1300団体、学校1万4000校に対して255万部を配布する。
国土強靭化室は、「これまでに日本は、数々の大規模災害に遭い、復旧・復興を繰り返してきた。これを避けるためには、人命を守り、経済や社会への災害を最小化し、致命的な事案を避けて迅速に回復する『強さとしなやかさ』を備えた国づくりが必要である」とし、そのための方策として、学校における防災教育を含むリスクコミュニケーションを重視。その一環として、内閣府防災担当、文部科学省、土木学会と連携し、本教材を作成した。
内容は、国民1人ひとりが「まち」や「くに」を地震や大雨から守るためにはどうしたら良いかを「自分で考える力」を養うことを目指し、前半では「自然からの恵み」「大雨で何が起こる?」「巨大地震で何が起こる?」など、災害が発生したら何が起こるかを学び、後半は「私たちにできること」や「災害に強いまちを作ろう」など、自らが自発的に考える構成にした。
PDFダウンロードページは以下。
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kokudo_kyoujinka/textbook.html
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