2026/03/26
防災・危機管理ニュース
政府は26日、石油の国家備蓄の放出を開始した。国家備蓄を放出するのは、ロシアによるウクライナ侵攻後の2022年以来4年ぶり。国内消費量の30日分に当たる約850万キロリットルを段階的に放出する。初日は菊間国家石油備蓄基地(愛媛県今治市)から、隣接する太陽石油(東京)の製油所にパイプラインを通じて原油を送った。
米国とイスラエルによるイラン攻撃に端を発したホルムズ海峡の事実上の封鎖で原油調達が滞る中、放出を通じて石油製品の安定供給につなげる。5カ所の国家石油備蓄基地と6カ所の民間基地の計11基地から放出予定で、うち9基地は3月中に、国家備蓄基地の上五島(長崎県)と志布志(鹿児島県)は4月1日からを予定する。
赤沢亮正経済産業相は26日、石油連盟の木藤俊一会長(出光興産会長)らと会談した。赤沢氏は、石油製品の供給に影響が出ていないか情報提供を受け付けていると説明。「情報を踏まえ、皆さまとも協調しながら、供給の目詰まりや偏りの是正に取り組んでいきたい」と述べた。
〔写真説明〕愛媛県今治市の菊間国家石油備蓄基地(JOGMEC提供)
〔写真説明〕石油の国家備蓄放出作業=26日午前、愛媛県今治市(独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構提供)
(ニュース提供元:時事通信社)


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