2018/10/09
北海道胆振東部地震と相次ぐ台風
北海道千歳市に本社を置く住宅会社・アーキビジョン21は、9月6日に起きた北海道胆振東部地震で自宅建物が被災した世帯を対象に、同社の移動式木造住宅「スマートモデューロ」100台を有償で貸し出すサービスを1日から始めた。地元に多い農家や酪農家など被災で自宅に住めない世帯にも、自宅敷地内に仮住まいを提供できる。貸出期間は最長2年。家賃は月7万〜11.1万円。
「緊急住宅レスキュープロジェクト」と題した今回の取り組み。北海道胆振東部地震で被災しながら、応急仮設住宅等の入居対象とならなかった被災世帯を救済することを目的に、地元住宅会社のアーキビジョン21が企画した。今回の北海道胆振東部地震でり災証明書の発行を受けた世帯を応募条件としている。
建物は、モバイルハウスと呼ばれる形態。建物は海洋コンテナと同サイズで、コンテナ輸送用トラックで移動する。設置場所で電気・ガス・上下水道を接続すれば、一般住宅として居住できる。平成30年7月豪雨でも、岡山県倉敷市に国の要請による応急仮設住宅として40台が供給された実績がある。
土地の広さや居住人数に合わせて28.8m2〜62m2まで4タイプから選べる。貸出費は月額7万~11.1万円を基本。そのほか仮基礎工事に約200万円、運搬・設置・撤去に約100万円の諸費用がかかる。一般住宅同様、給排水・ガス・電気は自己負担。
建物賃料・工事費を合わせると月費用は札幌市内の同サイズの一般賃貸物件の相場より3倍近い。だが地元北海道では農家や酪農家など自営業を持っていたり、子供の転校させたくないなど、どうしても自宅から離れられない事情を持つ被災世帯は多い。同社では「自宅から離れられないために、車上生活をされている方や、倒壊の危険を感じながら寝泊まりされている方にぜひ活用してもらいたい」としている。
納期は最短で1週間、最長で1カ月。詳しくは同社(電話:0123-28-8811)まで。
(了)
リスク対策.com:峰田 慎二
北海道胆振東部地震と相次ぐ台風の他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/03/31
-
ドンロー主義の顕在化に揺れる世界
アメリカとイスラエルが2月28日、イランへ大規模な軍事作戦を開始。イランは徹底抗戦する構えで、中東全体を巻き込む紛争に発展しました。早期停戦が待たれるも、長期化の可能性も依然濃厚。アメリカ政治に詳しい上智大学教授の前嶋和弘氏に、トランプ政権の思惑と今後の軍事行動に影響を与える要因を聞きました。(インタビューは3月16日)
2026/03/30
-
引き合い急増する「セキュリティソムリエ」
ソフトバンクのグループ企業でIT商社のSB C&Sは2021年から、サイバーセキュリティ市場の多様化に対応するため販売パートナーへの支援活動を展開。商社の情報力・目利き力を生かしてSIerやベンダーの提案力を補強し、その先のユーザー企業へ最適なソリューションを届けています。「セキュリティソムリエ」と銘打った活動のねらいを聞きました。
2026/03/30
-
-
-
-
-
-
-
火事・水害の被災設備に復旧という選択肢
災害復旧専門サービスのベルフォアジャパンは昨年、独自営業による顧客開拓に乗り出しました。これまでは共同出資者の東京海上日動火災保険を窓口としてきましたが、体制変更を機に直接の市場アプローチを開始。BCPの実効性を確保する手段として自社のサービスを訴求する考えです。代表取締役社長の加藤道久氏に今後の市場戦略を聞きました。
2026/03/18







※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方