2026/06/15
防災・危機管理ニュース
【ロンドン時事】高市早苗首相は14日(日本時間同)、スターマー英首相とロンドンの首相官邸で会談した。中東の混乱や中国の台頭を踏まえ、エネルギー・重要鉱物の安定供給をうたった「経済安全保障協力に関する共同宣言」を発表。日英伊3カ国の次期戦闘機の共同開発を引き続き推進していくことを確認した。
共同宣言は中東情勢混迷に伴う世界経済のリスクを指摘し、石油備蓄の緊急対応や生産国・消費国を含む国際連携の必要性を強調。中国によるレアアース(希土類)の日本などへの輸出規制を念頭に「経済的威圧および恣意(しい)的な輸出制限に深刻な懸念を表明する」と明記し、重要鉱物のサプライチェーン(供給網)強靱(きょうじん)化を目標に掲げた。
高市氏は「日英は準同盟国と言えるレベルに達している。もっと高みに引き上げたい」と表明。スターマー氏は「緊密な協力関係をうれしく思う」と語った。
次期戦闘機の共同開発を巡っては、英国の財政難で先行きを不安視する声が出ている。両首相は共同開発を加速させ、防衛産業協力をさらに強化することを申し合わせた。
両首相は共同文書「日英フロンティア・テクノロジー・パートナーシップ」も発表し、日英で先端技術分野の協力を進めていくことで合意。会談後、日英企業関係者を招いたビジネス・ラウンドテーブルを開催し、日本で最先端半導体の量産化を目指すラピダス(東京)が英国半導体センターと研究開発協力に関する覚書を締結するなどした。
両首相は欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障は「密接不可分」との認識も共有。インド太平洋、中東、ウクライナの情勢安定化に向けて連携していくことを確認した。
〔写真説明〕日英の企業関係者を招いたビジネス・ラウンドテーブルに臨む高市早苗首相(奥左から4人目)と英国のスターマー首相(同3人目)=14日午後、ロンドンの首相官邸
〔写真説明〕日英の企業関係者を招いたビジネス・ラウンドテーブルに臨む高市早苗首相(右から3人目)と英国のスターマー首相(同4人目)=14日午後、ロンドンの首相官邸
(ニュース提供元:時事通信社)


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