外務省は7月18日、中東情勢の急激な変化を受け、中東地域への渡航予定者や滞在中の日本人に対し、最新の安全情報を確認し、危険回避に努めるよう広域情報を発出した。

7月8日(日本時間)以降、米国とイランの間で攻撃の応酬が継続しており、その過程でイランや湾岸諸国、ヨルダンでは攻撃や迎撃による被害が発生したとの発表・報道があると説明。今後の情勢については見通しが不透明であり、さらなる緊張の高まりも懸念されるとしている。

外務省は、対象国・地域への渡航予定者や滞在者に対し、各国・地域に発出されている危険情報や注意喚起を改めて確認するよう求めている。

現在の危険情報は次のとおり。

危険レベル4(退避勧告):イラク、イラン、レバノン
危険レベル3(渡航中止勧告):イスラエル、パレスチナ(一部はレベル4)
危険レベル2(不要不急の渡航は止めてください):クウェート、ヨルダン、サウジアラビア(東部州、リヤド州。一部はレベル4)、バーレーン、カタール、アラブ首長国連邦、オマーン

同省では、現地滞在者に対しては、滞在先の治安情勢やフライト情報などを複数の情報源から収集するとともに、現地当局による退避指示などには速やかに従うよう呼びかけている。また、軍事施設や関連施設には近づかないことに加え、現在の情勢下では、軍事施設や攻撃被害の様子を撮影する行為についても注意を促している。遠方からの写真・動画撮影であっても、現地当局の取締対象となる可能性があるため、厳に慎むよう求めている。

「たびレジ」登録を推奨

外務省は、海外渡航時には家族や勤務先などへ日程や連絡先を伝えるとともに、現地の安全情報や緊急連絡を受け取るため、「たびレジ」への登録を呼びかけている。3か月以上滞在する場合は在留届の提出が必要としている。

支援が必要な場合には、最寄りの在外公館または外務省領事局海外邦人緊急事態課へ相談するよう案内している。

今回の広域情報の対象国・地域は、アラブ首長国連邦、イスラエル、イラク、イラン、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、バーレーン、ヨルダン、レバノン、パレスチナの12地域。