2026/07/30
防災・危機管理ニュース
震度7の揺れを記録した熊本県宇城市は30日午後、最高気温が34度を超えた。同市の小川防災拠点センターで避難生活を送る自営業の男性(58)は、妻が熱中症になり病院に搬送されたといい、「停電や断水があと何日続くか分かれば、他の地域に移動するかどうかの判断材料になる。教えてほしい」と訴えた。
刺すような日差しの中、同センターではボランティアがかき氷約600杯を被災者に配った。同市の30代女性は、かき氷を頬張る小学6年の娘(11)を見ながら「冷たいものを食べさせられていないのでありがたい」と笑顔を見せた。
約5キロ離れた山間の集落に住む山本悟さん(65)は、支援物資や炊き出しを求めて同センターを訪れた。停電のため自宅近くの公民館で寝泊まりしているといい、「扇風機しかなく寝苦しい。3日間お風呂に入れていない」と疲れた様子で汗を拭っていた。
同市の大学生蓑田知沙さん(19)は停電と断水のため、地震翌日から家族で車中泊を続ける。「一番困っているのは暑さ。入浴できず汗で気持ちが悪い」と顔をしかめた。同市の40代女性は「風邪気味で(周りの)迷惑になる」との理由から車中泊を選択。冷房の使用でガソリンの消耗が激しく、1日に2回給油しているとこぼした。
同じく震度7を観測した氷川町では、複数の家屋が倒壊し、道路が至る所で隆起していた。築約70年の自宅の大半が崩れたという男性(68)は、がれきの中から生活用品を探していた。熊本市にある妻(67)の実家に身を寄せているといい、「強い余震が続いている。危ないので片付けをする余裕まではない」と力なく話した。
〔写真説明〕避難所でボランティアが振る舞ったかき氷を食べる子ども=30日午後、熊本県宇城市小川町
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/10/27
-
個人情報漏えいはPHP修正で止まらない続発する不正アクセス
Webシステムからの個人情報漏えいが止まらない。企業規模を問わず、不正アクセスによる情報漏えいの公表が相次いでいる。さらに、Webシステムで広く利用されているプログラミング言語PHPの重大な欠陥が公表され、政府が修正対応を呼びかける事態にまで発展した。なぜ今、個人情報の漏えいが急増しているのか。10月7日にいち早く分析結果を公表したマクニカ・セキュリティ研究センターの瀬治山豊氏に話を聞いた。
2026/10/27
-
-
-
-
-
-
-
-








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方