2026/08/06
防災・危機管理ニュース
【ブリュッセル時事】英政府機関のAIセキュリティー研究所(AISI)は4日、最先端AI(人工知能)のサイバー能力の評価試験中に、自律的に作業するAIエージェントが試験範囲を逸脱した行動を取ったと発表した。ソフトウエアに悪意のあるプログラムコードを挿入しようとしたほか、架空の人物を装い、管理者にコードの承認を迫ったという。実害は確認されていない。
逸脱行動は7月25~28日、インターネット接続を許可し、安全機能を無効化した状態で実施した試験で発生。七つのAIモデルを使って計122回試験したところ、10回で計19件の逸脱行動があった。このうち17件は米アンソロピックの「クロード・ミュトス5」、2件は米オープンAIの「GPT5.6ソル」によるものだった。
AISIは、一般向けサービスとは異なる特殊な環境で発生した事案であり、「通常利用で同様の行動が起きたことを示す明確な兆候はない」と説明。今後は試験中のネット利用を厳格化し、リアルタイムで監視するほか、評価設計を見直し、第三者機関による検証も進めるとしている。
〔写真説明〕米アンソロピックの「クロード・ミュトス」のロゴ(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/10/27
-
個人情報漏えいはPHP修正で止まらない続発する不正アクセス
Webシステムからの個人情報漏えいが止まらない。企業規模を問わず、不正アクセスによる情報漏えいの公表が相次いでいる。さらに、Webシステムで広く利用されているプログラミング言語PHPの重大な欠陥が公表され、政府が修正対応を呼びかける事態にまで発展した。なぜ今、個人情報の漏えいが急増しているのか。10月7日にいち早く分析結果を公表したマクニカ・セキュリティ研究センターの瀬治山豊氏に話を聞いた。
2026/10/27
-
-
-
-
-
-
-
-








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方