2026/08/27
防災・危機管理ニュース
大雨特別警報が出た石川、富山両県の5市町では27日、河川が氾濫し、住宅浸水や土砂崩れのほか、道路冠水などの被害が出た。「こんな雨は過去にない」「怖い」。住民からは、激しい雨への不安の声が相次いだ。
「茶色い水が道路にあふれ出していた」。石川県羽咋市の女性(74)は、緊迫した様子で当時の状況を振り返る。家の近くの川が氾濫し、「川が川でなくなっていた」と興奮気味に語った。中能登町の女性(52)は「田んぼの水があふれていた。雨量は2年前の(能登半島北部の)豪雨よりひどいんじゃないか」と不安げに話した。
富山県氷見市の高齢者施設では激しい雨で雨漏りが起きた。近くの川が氾濫して付近の道路も冠水。施設代表の梶浩二さん(59)は「23年間働いているが、こんなことはなかった。訓練はしていたけど、さすがに想定外だ」と衝撃を受けた様子。利用者は全員避難させたが、「早く(施設に)戻してあげたい。今後の雨や河川の状況次第だ」と嘆息した。
同市の旅館では、山からの土砂が露天風呂に流れ込み、設置していた岩が流されたほか、ポンプや湯沸かし器などが水に漬かる被害が発生。週末の営業停止を余儀なくされた。同旅館で働く女性は、「初めての雨と雷で恐怖を感じた。一日も早く復旧できるようにやっていくしかない」と話した。
隣接する高岡市では、女性から「土砂に車がはまり脱出できない」と通報があり、救急隊によって救助された。
〔写真説明〕大雨の影響で冠水した道路=27日午前8時半ごろ、富山県氷見市(住民提供)
〔写真説明〕未明からの大雨の影響で冠水した道路=27日午前8時半ごろ、富山県氷見市(住民提供)
〔写真説明〕大雨の影響で浸水した住宅内=27日午前8時半ごろ、富山県氷見市(住民提供)
〔写真説明〕大雨の影響で水に浸かった車=午前8時半ごろ、富山県氷見市(住民提供)
(ニュース提供元:時事通信社)




防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/10/06
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/10/05
-
-
-
-
-
-
操作不要の防水板で水害リスクを低減
全国各地で、豪雨災害が頻発している。2026年8月13日には、千葉県内で記録的な大雨が発生し、大きな浸水被害をもたらした。「命を守る行動」が最優先事項ではあるが、建物の浸水被害も防ぎたい。望ましいのは、人も建物も守れる備えだ。防水板や防水扉の設計製造を行う宇根鉄工所(広島県東広島市)では、人手を介さず水の力で起きあがる浮力起伏式防水板を開発している。代表取締役社長の宇根利典さんに、水害リスクに対する備えを聞いた。
2026/09/28






※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方