【シリコンバレー時事】米マイクロソフトの共同創業者ビル・ゲイツ氏は26日、自身のウェブサイトで人工知能(AI)がもたらすリスクに関する論考を発表した。大規模な雇用喪失やテロなどへの悪用に警鐘を鳴らし、各国の政策立案者らに、AIがもたらす急速な変化に対応するための国際的な枠組みの創出など、行動を呼び掛けた。
 ゲイツ氏は、AIやロボット技術の発達で、ブルーカラーも含め広範な職種に及ぶ大規模な雇用の喪失が発生し得ると危惧。良質な雇用は減少し、恩恵がごく一部の人々に集中しかねないと指摘した。あえて人間のみに任せる職域を残すことや、AI・ロボットへの課税などを提唱した。
 また、AIはすでにサイバー攻撃に悪用されている他、偽情報の拡散やバイオテロなど、悪意のある人間に力を与えるとも指摘。また、権力者による世論の監視や操作、自律型兵器への懸念も示した。 
〔写真説明〕ビル・ゲイツ氏=7月9日、米アイダホ州サンバレー(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)