「近畿地域の活断層の長期評価」は福井県内に立地する原発に近い活断層も対象となった。全て既に知られている活断層で、各原発の地震や津波の想定見直しにつながるかは不明だ。ただ、過去に政府の地震調査研究推進本部が公表した海域活断層の長期評価を受けて津波想定が見直された例もあり、原子力規制委員会の担当者は「まずは事業者との面談などで影響がありそうかどうかを確認したい」としている。
 今回の長期評価では、日本原子力発電敦賀原発(敦賀市)の敷地内を通る浦底断層が含まれる「浦底―柳ケ瀬山断層帯」や、関西電力美浜原発(美浜町)の東約1キロを南北に走る「白木―丹生断層」などが対象となっている。
 規制委の担当者は「今回の長期評価は、これまでの各機関の調査結果を集約したもので、新たに存在が分かった活断層はない。基本的には大きな影響はないと思うが、念のため確認はした方がいいだろう」との見方を示した。 

(ニュース提供元:時事通信社)