2019/03/08
講演録
1月24日・東京都中小企業振興公社フォーラムより
2016年の熊本地震では、震度7の地震が2回ありました。50人の命を奪い、前震と本震の2回の揺れで建物はかなり壊れました。震度5以上の揺れは20回以上、車中泊も含めて20万人以上の方が避難しました。
弊社は年間売上が50億円位の中小企業です。社員は130人位。建築実績は5500軒と、130人の会社にしては多めですが、この5500軒のお客様が被災したときに何が起きるかというと、一斉に弊社に電話がかかります。弊社のお客様だけで合計3800件の電話が来たわけです。対応する社員も被災者です。社員の7割程が避難所または車中泊の状態になりました。
九州は台風が来ますので、普段から台風という自然災害に対する備えはありましたが、地震は突然来ます。私は震災30分後ぐらいに本社に戻り、状況確認や部門長への権限委譲等を行い、「応急復旧工事に関しては全部無償でいい」と、結果的に半年間、無償工事を行いました。また、台風災害の時に使用する被害受付表を使いました。台風災害時の経験が今回も生かされることになったのです。
震災直後の動きでは、東日本大震災や阪神・淡路大震災の被災経験を持つ県外の工務店社長に電話をかけ、これから何が起きるかをヒアリングしました。その通りになりました。私たちにはマニュアルがありませんでしたが、経験者へのヒアリングが初動の5日間に大きく影響しました。
- keyword
- 東京都中小企業振興公社
- 新産住拓
- BCP
- 熊本地震
講演録の他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/01/05
-
年末年始にサイバー攻撃は約2倍以上増加する
サイバー攻撃のリスクは、平日よりも休日に高まる傾向がある。デジタルデータソリューション株式会社(東京都港区)の調査によると、年末年始にはサイバー攻撃が約2倍以上に増加することが明らかになっているという。
2026/01/04
-
能登半島地震からまもなく2年
能登半島地震からまもなく2年。災害対応の検証も終盤に入っています。浮上した課題を反映し、災害関連法も変わりました。来年はこれらの内容をふまえた防災・BCPの見直しが加速しそうです。発災直後から被災地を調査し、石川県の初動対応を振り返る検証委員会の委員も務めた金沢大学准教授の青木賢人氏に防災・BCP強化の方向を聞きました。
2025/12/25
-
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/12/23
-
-
-







※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方