2019/04/01
ニュープロダクツ
国際航業はクラウドを利用し、全国の自然災害リスクと顧客の拠点情報などを地図上で組み合わせ、ワンストップで初動対応を支援する「防災情報提供サービス」の販売に注力している。通常時には万が一の際の危険性を知り、発災時はリアルタイムで災害情報を把握。自社やサプライチェーンへの影響の把握と対応に役立てる。
平常時の情報として、地震発生時の揺れやすさや浸水危険度、活断層、土砂災害危険度や液状化の可能性、標高などを用意。これを拠点情報と共にウェブサイトの地図に重ねる。自社やサプライチェーンの拠点をユーザーが登録すると、被災の可能性のある拠点のリストを自動的に抽出。指定地点の危険性をまとめたレポートの作成も有料で行える。発災時にはメールを自動配信して被害の可能性を知らせる機能もある。
震度4以上の地震の発生時であれば地図上に震度分布が表示されるほか、登録された拠点を震度別に自動抽出。拠点の情報に震度情報を付加したリストのダウンロードもできる。降雨量や土砂災害危険度、洪水危険度もリアルタイムに地図上に表示し、拠点の危険度の把握に役立つ。
さらに災害関連情報として日本道路交通情報センター提供の通行止めの情報も地図で見られるほか、国際航業による航空写真などによる被害画像の表示も行われる。価格はクラウドサービス利用が月5万円~、レポート作成が1件1万円~。国際航業では事前のリスク確認と発災後の迅速な情報把握と対応に役立てられることを訴求していく。
■詳細はこちら
http://biz.kkc.co.jp/software/dp/bousai/
(了)
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com:斯波 祐介
- keyword
- 国際航業
- 防災情報提供サービス
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/10/05
-
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/10/01
-
-
-
ERMにおける実行性の強化
企業は、リスクに対する組織の適切な行動を管理するためにオペレーショナルリスクとコンダクトリスクといったリスクカテゴリーを設定し管理を実施していることが多い。オペレーショナルリスク管理は、過去の操業上の失敗事例を分析して同種の事例の再発を予防するための管理である。換言すれば、過去・現在の状況を踏まえ、それを将来に延長して対応するフォワードルッキングなアプローチの一種といえる。他方、コンダクトリスク管理は、将来の環境が必ずしも過去と同様ではないことも踏まえ、組織行動の特徴を理解した上で、組織行動を律する根底の部分(組織文化と表現することもある)を意識して、不測の事態を招かないための制御を行う活動といえる。
2024/09/25
-
-
海外工場の労働環境を把握 課題を明らかに
「ミキハウス」のブランドでベビー服や子供服、靴、玩具などの販売を世界中に展開する三起商行が、委託先のミャンマー工場の人権侵害を指摘されたのは2016年11月だった。同社は第三者機関を設立して調査。結果をもとに工場に改善を依頼し、実行された。その後、各種方針や規範を策定し、2019年には人権デュー・デリジェンスの取り組みを開始。責任あるサプライチェーンの構築に力を注いでいる。
2024/09/25
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方