猛威を振るう麻疹は、十分な予防接種を受けていない大人に広がっています

本連載企画の第1回は、最近あちこちで話に上る麻疹について解説をしたいと思います。麻疹は全身性のウイルス性疾患で、感染力が非常に高い疾病です。さらに急性脳症を起こしたり、亜急性硬化性全脳症という死亡することがある重篤な脳炎を起こすこともあります。

日本は、2015年にWHO(世界保健機関)から麻疹の排除が認められました。つまり、適切なサーベイランス制度の下、土着性の感染伝搬が3年間確認されず、また遺伝子型解析により、そのことが示唆されたのでこういった認定を受けたということになります。しかし、外国からの輸入麻疹は、後を絶たず、集団発生事例が起こっていることは皆さんもご存じだと思います。

麻疹の発症年齢は以前は小児が中心でしたが、小児における予防接種がかなり徹底されてきた現在では、小児より、成人の罹患者の割合が増加し、2017年では20歳以上が80パーセントといわれ、成人の病気となったといっても過言ではありません。

ログイン

この記事は会員限定です。続きは、「リスク対策.com」に会員登録(無料)されている方がご覧いただけます。まだご登録されていない方は、会員登録をお願いいたします。ご登録済みの方は、ご登録時に入力されたメールアドレスとパスワードを入力してログインしてください。

» 新規会員登録(無料)はこちらから

» パスワードをお忘れの方