今回は駐在員向けバンのリースを例に、中国の恐ろしさを学びます

■中国駐在3年はまだ赤子

中国に初めて赴任してきた駐在員たちは、いろんな方面で「今まで経験した事がないこと」に遭遇することになります。社会人になって10数年過ぎたいい大人であっても、日本では経験もしないような事が起きるのです。

中国に長く住み着いた日本人たちが異口同音に言うこととして「中国駐在期間が3年というのは、赤子がやっと歩き出した段階にすぎない」というものがあります。つまり、中国に3年いても、ビジネスを行うという観点では全く使い物にならないということを言っているのです。

中国に赴任するに当たり、中国という国家の成り立ちから、政治体制、経済の状況、世界との関わりなどについて、政治、経済、社会、歴史を包括的に学習してきた人は、筆者の知る限り皆無に近いといえます。多くの駐在員は本社上司からの指示を受け、前任者の交代要員として現地にやってきます。しかし、引き継ぎがしっかりされればまだ良い方です。一般的には引き継ぎもままならないままに現地での活動が開始されるのです。これを例えるならば、マシンガンを持った輩が跋扈(ばっこ)する戦場に竹槍を持たせて送り込むことに等しいといえないでしょうか。ところが、残念なことにこういう現実が多いのです。