2016/08/18
防災・危機管理ニュース
防災に関するシンポジウムやワークショップ、各種展示などを行う「第1回防災推進国民大会」が27・28日、東京大学本郷キャンパスで開催される。テーマは、「大規模災害への備え~過去に学び未来を拓く~」。主催は内閣府、防災推進協議会、防災推進国民会議で組織する、第1回防災推進国民大会実行委員会。専門家から子供、家族連れまで幅広い来場を想定している。
27日は、日本学術会議会長による大西隆氏の基調講演、経済・教育、行政等の各界代表者による災害への備えと連携に関するシンポジウム、防災実践者によるディスカッションのほか、段ボールジオラマのワークショップなどが行われる。28日は、火山防災シンポジウム、地区防災計画フォーラム、災害時のトイレを学ぶワークショップなどを予定している。台風疑似体験や地震体験、防災クイズなど、楽しめるイベントもある。
国の防災力を高めるには、政府によるハード・ソフト両面の対策に加え、国民の防災意識の向上、避難行動の定着などを図ることが重要。大会では多様な団体・機関が一堂に会し、国民一人一人、地域レベルでの防災意識の向上を図る。
開催日程
平成28年8月27日10~17時
8月28日10~15時(一部16時30分)
開催場所
東京大学 本郷キャンパス(安田講堂、山上会館、小柴ホール、理学部1号館、4号館)
主な出展団体・催事
〈安田講堂〉開会式、各界団体代表者、企業、学会、防災実践者のシンポジウム
〈山上会館〉JVOAD、日本赤十字他シンポジウム、フォーラム、ドローン体験、防災ジオラマ、地震ザブトン、台風疑似体験など くまモン出演(27日午前、熊本展示スペースにて)
〈小柴ホール〉防災科学研究所、日本損害保険協会等のセミナーなど
〈理学部教室〉日本ガス協会、災害看護グローバルリーダー養成プログラム、全国地域婦人団体連絡協議会、東京海上・東北大学等のワークショップ、セミナーなど
(了)
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