2016/10/26
ニュープロダクツ
ソフトウエア企業のQylur社(本社:アメリカ・カリフォルニア州)が開発したQylatronは、スポーツ大会やエンターテイメントなどのイベント開催時に5つの手荷物を同時に検査し、通常より最大5倍の速さで人々を動かすことができる。アクセス認可、手荷物検査などを扱う自動化セルフサービス入場ソリューションだ。
2014年のFIFAワールドカップ・ブラジル大会で高い評価を受け、リオデジャネイロ・オリンピックでも使用。アメリカ・カリフォルニア州にあるリーバイス・スタジアムでは長期展開することを9月に発表している。
検問所の警備員は携帯端末でシステムを管理・操作すると同時に、コントロールルームで全体の映像を監視しているオペレーターと連携をとる。複数設置し検査官との連携を図ることで、多くの集客が予想される巨大なイベントにも対応できる。
来場者が自分で手荷物システムに通すことで、現状よりも少ない人数で監視ができるので、従来の検査システムに比べ人件費を3分の1に抑えられる。設置面積はこれまでの20%以下になるため、保有・運用コストも削減できる。
目立つ外観とヴィジュアル・デザインにより、インパクトのある印象。正面と背面にあるスクリーンにスポンサー等の広告掲載が可能なので、来場者が入場した際、宣伝効果も期待できる。
問い合わせ先:Qylur社(☎:+1 650.845.2000)またはリスク対策.com編集部(☎:03-3556-5525)
セルフサービスで5つ同時に手荷物検査ができる
(了)
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/10/14
-
走行データの活用で社用車をより安全に効率よく
スマートドライブは、自動車のセンサーやカメラのデータを収集・分析するオープンなプラットフォームを提供。移動の効率と安全の向上に資するサービスとして導入実績を伸ばしています。目指すのは移動の「負」がなくなる社会。代表取締役の北川烈氏に、事業概要と今後の展開を聞きました。
2025/10/14
-
-
-
-
トヨタ流「災害対応の要諦」いつ、どこに、どのくらいの量を届ける―原単位の考え方が災害時に求められる
被災地での初動支援や現場での調整、そして事業継続――。トヨタ自動車シニアフェローの朝倉正司氏は、1995年の阪神・淡路大震災から、2007年の新潟県中越沖地震、2011年のタイ洪水、2016年熊本地震、2024年能登半島地震など、国内外の数々の災害現場において、その復旧活動を牽引してきた。常に心掛けてきたのはどのようなことか、課題になったことは何か、来る大規模な災害にどう備えればいいのか、朝倉氏に聞いた。
2025/10/13
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/10/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方