横2000mm、縦500mmのパネル型で1万8800円(提供:塩ビ工業・環境協会)

塩ビ工業・環境協会は業界を挙げて塩ビ製防煙垂れ壁の普及・販売に注力する。軽さや難燃性を訴求し、商業施設や学校などでの使用拡大を図る。

建築基準法では病院やホテルなど床面積が500㎡を超える建築物や、3階以上の床面積500㎡を超える建築物に垂れ壁の設置義務があるほか、建築基準法施行令により地下街の地下道でも床面積300㎡以内ごとに設置しなければならない。

地震時に防煙垂れ壁の落下が相次いでおり、同協会では重量がガラス製の約10分の1であること、塩ビ樹脂の難燃性、施工の容易さなど塩ビ製防煙垂れ壁の普及に努めていく。同協会はカネカなど8社が会員。2016年の熊本地震後、地元スーパーのほか福岡市営地下鉄などで塩ビ壁の導入が進んでいるという。

(了)

※初出時「塩ビ製防炎垂れ壁」となっていましたが、「塩ビ製防煙垂れ壁」の誤りでした。お詫びし、訂正いたします。(2017/02/06 16:05)